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出口を明らかにする :ヒューリスティック評価の基本的な10項目
2013年6月13日
システムはどんな状況からでも容易に抜け出せる「出口」を提供するべきです。つまり、「取り消し」や「やり直し」、「分かりやすいナビゲーション」を用意しておくべきです。
◆ 処理の取り消しが用意されている
例えばある動画共有サイトではファイルのアップロード処理の「キャンセル」ボタンが用意されています。時間のかかるアップロード処理でも途中で解除することが可能です。
誤って大容量の動画ファイルをアップロードしてしまった場合でも、キャンセボタンを押すことで処理を中断することができます。
◆ 処理のやり直しが用意されている
あるショッピングサイトでは、商品の絞り込み機能が用意されていますが、その絞り込みを「解除」する機能も同時に用意されています。初めから検索をやり直さなくても、特定の絞り込み条件だけを解除することができます。
「解除」を押すことで、絞り込み条件を解除することができます。
◆ 分かりやすい出口を用意する
あるウェブメールサイトでは、メールの詳細画面を抜け出すボタンを分かりやすい場所に用意しています。このボタンを押して、詳細画面から受信ボックスに戻ることができます。
画面上に「受信トレイに戻る」ボタンが用意されています。
◆ その他の例
この項目には、その他に次のような内容も含まれます:
- 「取り消し」や「やり直し」が用意されていること
- アクションを取り消すための方法の明示
- アクションを元に戻せること
- 出口が明示されていること
- システムがユーザの操作を制限しないこと(他の操作を妨げるダイアログボックスなどを避ける)
- ユーザにアクションの開始とコントロールの権限が与えられていること